外壁・屋根塗装をする理由

お家の塗替えは定期的に行なうもの、と知ってはいても、その必要性や目的については、実はよく理解できていない・わからないという方が多いのかもしれません。
外壁・屋根塗装の必要性や目的を理解することで、ご自宅の塗り替えのおおよそのタイミングがわかりますし、お家のリスク(建物の寿命・価値の低下)からご家族の生活を守ることにも繋がります。

塗装の目的・理由は大きく分けて3つ!

美観

壁や屋根を塗り替えることで、お家の外観を一新させることができます。新築の綺麗なお家も、だいたい十数年ほどで経年劣化の影響が、見た目にも目立ってきます。そうなると、新築当時の美しさは損なわれてしまいます。

塗装をし直すことで新築時のような美しい外観に再び生まれ変わらせることができ、お家も心もリフレッシュします。
また塗り替えで壁・屋根の配色を変えて外観の印象を大幅に変えることもでき、まるで新しい家が誕生したような気分も味わえ、帰宅時の楽しみの一つになります。

保護

お家の外壁と屋根は、毎日紫外線、雨(水)、大気中の汚染物質に晒され続けます。仮に塗料がまったく塗られていない、無塗装のお家があったとしたら、そのお家は外壁、屋根の劣化がどんどん進み、すぐに建物そのものが傷んでしまいます。そうならないために、新築時に塗装を施すことで、塗膜が鎧のような役割を果たしてお家を守ってくれています。

ただし塗膜にも耐久年数があり、鎧の役割を十分に果たせるのは平均して10~15年です。それ以降は塗膜が劣化し、紫外線、雨(水)、汚染物質からお家を守る役割が十分に果たせなくなります。そうなると、無塗装に近い状態となってしまい、お家自体が傷み始めてしまいます。
お家を自然環境から守り続けるために、定期的に塗り替え塗装を行う必要があるのです。

機能付与

毎日を過ごすお家を少しでも快適な空間にしたいと考える方は多いと思います。現在の外壁・屋根の塗料には様々な機能があり、目的に合った機能を選ぶことで、日々の生活をより快適にできるかもしれません。

お家を守るための塗装には、入念な確認作業が欠かせません

複数の機能の中から、今回は2つをご紹介させていただきます。

遮熱塗料

遮熱塗料とは、太陽光(主に赤外線)の熱を反射する機能を持つ塗料で、屋根や外壁の表面温度を上げにくくしてくれます。屋根や外壁から熱伝導で建物内部に伝わる温度も下がるので、室内温度の上昇を抑えてくれる効果が期待でき、クーラーの効きが良くなり、光熱費も節約できます。
この遮熱性を持った塗料は、特に屋根塗装で人気があります。

低汚染性塗料

「低汚染」の機能を持つ塗料があります。これは親水性の塗料となっていて、親水性とは、水に馴染みやすい性質のことをいいます。
一般的な塗料の場合、塗膜は撥水性があるため、水を弾きます。雨粒は水滴の形になり、雨水と汚れが筋状に壁面を流れてしまうので、雨だれなどが目立ちやすくなります。
低汚染性塗料の場合は、水を通すわけではもちろんありせんが、親水性のおかげで外壁に付いた雨水が水滴にはならず、薄く広がって流れ落ちていき、付着している排気ガスやホコリ、チリなどの汚れをムラなく洗い流すことができます。これをセルフクリーニング機能といい、外壁を綺麗に保ちたい方におすすめです。