地震対応と試験場の視察
皆さまこんにちは、代表の本田です。
大阪北部地震から2週間が経ちました。
被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
昨日、弊社のお客様から、
「さくらペイントの提携会社の者です。屋根修理に早急性があるのですぐに工事をしましょう」
と言って、訪問販売に回っている業者がいるとのご連絡をいただきました。
今回の地震で被災した家屋を狙った、悪徳な訪問販売業者が出没しているようです。
さくらペイント、さくら夢設計ではお客様から呼ばれないかぎり、ご訪問することはありません。
突然訪れ、「さくら」を名乗るのは詐欺業者、悪徳業者です。
悪徳業者の中には、素人が確認しにくい箇所(屋根や床下)の点検をするふりをして、わざと破損させ、高額の修繕費を請求するという手口で費用を騙し取る者もいます。
怪しい業者が来た時は、お家の中や敷地内には絶対に入れないようにご注意ください。
また、名刺など連絡先を受けとっていましたら、警察にも通報してください。
おおさか防災ネット( http://www.osaka-bousai.net/pref/index.html )の発表によりますと
7月2日時点での住宅被害数は、全壊6棟、半壊57棟、一部損壊は21,640棟にのぼることがわかりました。
6月18日以降、被害のあったお家の修理、点検のご依頼を多数いただいており、
被害規模の大きさを身をもって感じています。
現在もさくらペイント、さくら夢設計では通常業務を一部停止し、復興対応に回る態勢をとっておりますが、ご依頼いただいているお客様は非常に多く、お家の状況もそれぞれ異なります。
そのために一件にかかる診断や作業時間を見積もることができず、お伺いする日時のお約束ができない状況です。
一つのお家が終わり次第、次のお家に連絡を取って、行ける時間にお伺いしています。
弊社にご連絡をいただいてからひにちが開き、音沙汰がないと再度ご連絡をいただくこともあり、
お待たせしてしまい本当に申し訳ありません。
連絡がなく不安を抱えて過ごされている方もいらっしゃると思いますが、
お問い合わせいただいた順に、しっかり対応させていただいています。
さくらペイント、さくら夢設計のスタッフが必ずお伺いいたします。
なお、台風第7号が接近しており、竜巻注意報も出ておりますので、今後の気象情報には十分ご注意ください。
今なお不安な状況下にてお過ごしの方も多数いらっしゃると思いますが、どうぞお身体にもお気をつけてお過ごしください。
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さて、ここからは毎月のご報告となります。
いよいよ7月に入り、梅雨が明けると夏本番となりますね。
夏といえば海、祭り、花火大会など、楽しいイベント盛りだくさんで、私も大好きな季節です。
そんな中気をつけないといけないのが、連日ニュースでも報道されている熱中症です。
初期症状では体がだるい、目まいがする、吐き気がするなど、少しでも体に異変を感じたら注意が必要です。
まずは小まめな水分補給を心掛けましょう。
先月上旬に沖縄の宮古島を訪れ、一足早い真夏を体験して来ました。
目的は日本ウエザリングテストセンターという、暴露試験場の視察です。
「暴露」とは雨風にさらすという意味で、家を守るための塗装の耐久時間を測るための施設になります。
宮古島は世界の暴露試験基準地域とされているフロリダと同程度の緯度(北緯24度)にあり、
塗膜劣化促進には最高の環境なのです。
各塗料メーカーさんのカタログを見ると根拠ある実験結果が記載されていますが、
直接自分の目で確認してみたいと思い、同業の仲間で集まり視察をしてきました。
結果私たちが推奨している塗料は過酷な宮古島の自然環境の中でも目立つ劣化はなく、
本物であることを再確認することができました。
それでも塗料は半製品。
液体状の塗料を現場で調合し、職人の手で塗り重ね、乾燥してようやく製品になります。
良い塗料を使用しても、いい加減な塗り方をすると本来の性能は発揮できません。
これからも最高の品質をご提供できるように、本物の職人仕事にとことん拘っていきたいと、
改めて感じることができた視察ツアーでした。
というわけで今月も一生懸命頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
代表取締役 本田 卓也